16年間の思い出。

皆様、こんにちは。
またしてもお久しぶりなうさこです。

最後の更新をしてからずっとこの日まで
私は、ある家族のお世話をしていました。

もちろん、暇を見つけては少しずつ小説を書いたり消したりを繰返していましたが、
昨日、７月１５日午前１１時４２分をもって、そのお世話の役目を終えました。

私は今、２４歳ですが、実に１６年もの間、共に過ごしてきた大切な家族です。
彼は、６月７日頃、急に病気の発作が止まらなくなり、歩くことも満足にできなくなりました。
それから毎日、口元に餌や水を運び、身体を起こしてトイレの補助をしたり、
日差しがキツイときは移動させたり、身体が汚れたらお風呂に入れたり･･。

犬も人間も、たぶん年を取って介護が必要になると同じなのかもしれませんね。

しかし、私はちっとも苦ではありませんでした。

昨日、私の愛犬は、私が見守る中、眠るように息を引き取りました。
何度も何度も頭や身体を撫でて、「ありがとう」と声をかけました。

楽しかったことばかりではありません。

トイレのしつけがきちんとできず、あらぬところでしてしまったり
散歩に行く途中に走り出して、車にはねられたり
狂犬病の注射を怖がって嫌々したり。

たくさんたくさん、大変な思いをしました。

しかし、それ以上にたくさんの楽しい思い出をくれました。
そして何より、私や家族を心から愛してくれました。
本当に幸せでした。

一足先に天国に行った先輩犬のシロも、きっと待っていてくれていると思います。

生き物を飼うということは、当然別れも覚悟しなくてはいけません。
不思議と涙は出てきませんでしたが、今日のお別れのときになって、止め処なく溢れてきました。

（きっと、ペットセレモニーの担当者の方の真摯な対応振りに感激してしまっているのかもしれません。）

今、遺体を火葬してくれています。
その後、骨壷に収めて、家族の待つところへ戻ってくる予定です。

私は大丈夫です。
もちろん、死は悲しいし、辛いですが、
それ以上に１６年もの長い間、私や家族を愛してくれたことを、心から感謝しているからです。

ありがとう、ロッキー。

あなたは、顔の横を撫でてあげると、気持ち良さそうに擦り寄ってきましたね。
無駄吠えしないのに、怪しい人が来ると、大きな声で教えてくれましたね。
いつも尻尾を限界まで振って、くりくりした目で私を見上げていましたね。
私が幼い頃、あなたの犬小屋に忍び込んで一緒に遊び、
頭にダニをくっつけてお母さんに怒られたことも昨日のことのようです。
辛いことがあって泣いている私の傍にずっと寄り添ってくれたこと、
いつまでも、いつまでも忘れません。
ずっと、ずっと、ずーっと、大好きだよ。。。




というわけで、更新はまだしばらくお待ち頂けると幸いです。
とっておきの（？）お話を製作中です。

大切な家族がいる皆様。
どうか、たくさんたくさん愛してあげてくださいね。

それでまた。