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0613
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2010

0714
こんにちは。管理人のうさこです。

早いもので、当サイト『黒』は4万HITを迎えることができました。
これもひとえに、いつも足繁く通ってくださる皆様のおかげです。
本当に、本当に有難う御座います!!

うに様v レス不要とのことでしたが
励ましのメッセージ、本当に有難う御座いましたv
すごく嬉しかったです!

何か記念品を・・・と思うのですが、サイトがこの状態ですので
今は小話で我慢を・・・・♪


というわけで、今日も追記に小話載せてます。
・・・・・んが!! 今日は、ちょっとえっちな(?)感じなので、、
R15ということにさせてくださいvv
あとサイが真性の変態で、ナルコがずるい女的な
サイナルコになってます。。

勇気のある方だけどうぞvv


 


「足」

+R15程度の表現あります。
学パロ/サイナルコ/足フェチな変態サイ様
(サスケ←ナルコ描写アリ)

 

 

 

オレは、ただ・・・・、オレだけのアイツが欲しかった。
残酷なことだけれど、それだけが真実だった。
それは、真実であり、かなわぬ夢であり、思いだった。


だからオレは、楽なほうを選んだ。
最低だ。
わかってる。
オレは、あの日からずっと、純粋で、足フェチで、変態なこいつの相手をしてる。

最低。
最低だ、オレ。こいつも、だけど。
ああ、でも、最高に気持ちいい。

 


「なあ・・、サイ・・・、こんなこと、もうやめようってば・・・・。」


「・・どうしてですか? ・・・最初にボクを誘ったのはキミのほうでしょう・・・?」

 

机に腰掛けたオレのハイソックスを剥いで、サイは、オレの足に頬擦りをする。
カーテン越しの夕日が背中を焼いて、少し暑い。
じりじりとした熱が、広がっていくのが、不快だ。
誰もいない美術室。放課後に広がった橙色に、世界が染め替えられている。

震える吐息と、サイがオレの足を貪る音がよく響いた。


サイは、頬擦りをするだけじゃ飽き足らず、オレの足首に接吻を落とす。
まるで、枷をつけるみたいに。


”舐めさせて”の合図。

サイは、足フェチの変態だ。
足首も、膝小僧も、脹脛も、太ももまで、
オレの足すべてを、その美しい指先と柔らかい舌で弄びたくて仕方ないのだ。

汚いから、と、膝を曲げ、足を引っ込めたいのに、力で制される。
ひょろく見えるこいつのどこに、そんな力があるっていうんだろう。

 

「・・・だって・・、こんなの・・・ふっ、・・・ん・・・・、」


「ああ・・・、本当に綺麗な足・・、いや、足だけじゃないか・・・・。」

 

悪戯好きの綺麗な指先が、足首から脹脛を辿って、膝小僧を撫で、太ももを撫ぞる。
ぞわぞわとした感覚が一気に背筋を駆け抜けて、
不快感とも快感とも分からないそれに、びくびくと震えてしまった。


「ひ・・・っ、ん・・・!」


足首に触れる、濡れた感触。
羞恥に震え、視線をやると、まるで取り付かれたようにオレの足を抱きしめ、舌を這わせる恋人の姿。

分かってる。
こんなの、普通の恋人がやることじゃない。
分かっている。
分かっているのに、サイは、付き合うことになったその日からずっと、その行為をやめてくれない。

セックスはしないのに、おかしいね、なんて。
笑い事にもならない。

 


”セックスは、両思いになってから”

 

その台詞を聞いたのは、いつだったっけ。

 


”驚いたよ。受け入れてくれないと思ってた。だって、キミは――”

 


サイは、すごく嬉しそうで、苦しそうな顔をしていた。

 

 

”うちはサスケくんが好きなんでしょ・・・? なのに・・・”

 

だって、報われない恋をするよりも、こっちのほうが、・・・傷つかなくて、すむ。
ずるいって? 勘弁してくれってばよ。
誰だって、傷つくのが分かってるなら、迷うだろ。
オレは、傷つかないほうを選んだだけ。
 


”どうして、ボクを受け入れてくれるの・・・? ボクは、彼の代わりってわけ・・・?”

 

そんなこと、思ったことはない、という台詞が、すぐに出てこなかった。
サイとサスケは、持っている色が少し似ていたから。
アイツの一番になれないオレは、オレを一番に愛してくれる人を選んだ。
それだけ。

似てるとか、似てないとかじゃない。

傷つきたくなかっただけ。

 


”いいよ、代わりでも・・。その代わり、絶対振り向かせてみせるから・・・・”

 


そう言ったサイの笑顔が・・・、なぜだか、滲んで、思い出せない。
胸が苦しいのはどうしてなのか、なんて考える気にすらならない。

 

 

”ナルト、愛してる”

 

うん、愛してる。
オレも、愛してる。
愛してるのに。
どうして、伝わらない? 
どうして、届かない? 
どうして、一番になれない?


『お前の代わりなんざ、いくらでもいるんだよ。うざいから、オレに構うな。』

鋭い視線。拒絶の言葉。絶対零度の声色。
ナイフが刺さるのを想像した。
いやだ、痛いのは、辛いのは、苦しいのは、悲しいのは、もう、・・・もう・・・・。

 

「ナルト、机の上に乗って、四つん這いになって、スカート捲って。」


いつの間に、もう片方のハイソックスも剥ぎ取られたんだろう。
いいや、もう・・・・どうだって・・・。
愛されるなら、愛してもらえるのなら、もう、何だっていい。


サイの言うとおりの格好をしたら、内股にサイの吐息が当たった。
少し荒い気がするのは、サイがオレとオレの足に興奮しているから。
そのまま白魚の指が、オレの内股を弄ぶ。
総毛立った肌を愛しそうに撫で、布越しの双丘に口づけをされる。

 

「綺麗・・・、本当に綺麗・・・・、ねえ、知ってる? ナルトの足ってね、奥に行くほど白いんだよ。」


奥に行くほど日に焼ける機会が少なくなるから当たり前だ。
でも、サイにはそんなこと関係ない。
相変わらず、動物みたいに、変態みたいに、オレの足を舐める。

 

「・・・・サイ、ぁ・・・ん、・・・・」


内股をやさしく甘噛みされて、善がり狂う。
歯形はなるべくつけないでほしい。
明日、体育でアイツに会うから・・・・。

 

「・・・可愛い、ナルト・・・。今度、足でイカせてね・・・。」


低くて甘い声。
耳元で囁かれたら、すぐにでも悪い魔法にかかりそう。
この声で、淫らな命令をされたら、たぶん、逆らえない。


ああ、いっそ。


処女も、希望も、夢も、未来も、心も。

全部、奪ってくれたらいいのに。

 

「・・・サイぃ・・・、サイ・・・、サイぃ・・・、」


鼻にかかるような、甘ったるい声で、オレは恋人の名を呼ぶ。
呼ばれたのが嬉しいのか、サイは、瞳を輝かせて、顔を近づけてくる。
オレは迷わず、その唇を吸った。

どうしてだろう、分からない。
でも、こうしなきゃいけない気がして。

相も変わらず、サイはオレの足を撫で回しているけれど、
いまは、キスのほうが気持ちいい。


「もうすぐ、落ちるね、ナルト。」

 

何に、と言いかけた言葉は、すぐ、喘ぎの中に消えた。

 

fin

 

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1987/03/13
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サイナルコも大好物です。
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